三日坊主を克服したい人はこれで解決!

2020年6月13日

アクション・トリガーとは

アクション・トリガーとは、行動(アクション)を起こすきっかけになる引き金(トリガー)のことを言います。

トイレに行ったら手を洗う、ごはんを食べたら歯を磨くなど、何かのきっかけで次の行動を起こしやすくなる効果があります。

アクション・トリガーの効果

アクション・トリガーは特に甘い誘惑や悪い習慣に対抗するのに役立つと主張しています。なぜかというと、事前に「いつどこで何をするか」を考えておくことで、状況や感情に左右されにくくなるから。

アクション・トリガーを事前に決めておくことで「やろうかな、それともやめておこうかな」と悩む隙がなくなります。悩むよりも一度決めたことに従うほうが心理的に楽なので、結果的に行動しやすくなるのです。

困難な目標の達成率を3倍に高める!

アクション・トリガーの効果は簡単な目標よりも、難しい目標を達成する際により発揮されると言われています。

根拠の一つは、アクション・トリガーが目標の達成に与える影響に関するある調査結果。

もともと成功率が高い簡単な目標では、アクション・トリガーの設定によって、78%から84%と、6%のわずかな達成率の上昇に留まりました。

一方、困難な目標においては、アクション・トリガーの効果で、達成率が22%から62%と、約3倍にまで向上したのです!

アクショントリガーの使いどころ

アクショントリガーは、悪い習慣を断ち切ったり、良い習慣を継続させたい場合に使います。

独学でスキルを取得しようと勉強を始めたのに、いつの間にか挫折してしまった経験はありませんか?

ダイエットや仕事、勉強など「やらなければ…」と思っているのに「ついYoutubeを見てしまう」という経験をした人は多いはずです。
そんなときにアクショントリガーを設置すると効果を発揮します。

アクション・トリガーのポイント

アクショントリガーは、各行動目標ごとに設置して行きます。
ただし、実際にアクショントリガーを設置する際にはいくつか注意点があります。

それは「具体的」で、「必要性」があり、「実行可能な行動」であること。

例えば、「毎朝健康のために走る」というのはアクショントリガーとして機能しません。

毎朝というのは時間に幅がありますし、自分の行動とは関係なく時間は経過してお昼になってしまいます。

そうではなく、「朝起きたらスポーツウェアを着る」、「スポーツウェアを着たら走りに行く」というトリガーを作ってしまえば、自然と走る習慣が身に付くでしょう。

ポイントは、「いつ」「どこで」「どのような」ということを決めることです。

アクショントリガーの作り方

・すぐにでも実行できるスモールステップのもの
・普段の行動と紐付いているもの
・時間(いつ)、場所(どこで)、行動(どのような)の3つ

を書き出して、手帳や張り紙をして作ったアクショントリガーを忘れないようにしましょう。

ただし、あまりにも簡単過ぎるものは、逆にやらなくてもいいかと感じてしまって逆効果になることもあるので注意しましょう。

習慣化したい行動によって、最適なアクショントリガーの作り方についてのアドバイスも行っています。